皆さんこんにちは！
しばらく更新をサボっていた中年柔整師です。
忙しかったのか…はい。
何しろ新米なので覚えることが多くて（ただのいい訳ですが…）。
ということで、今回も私が若い頃に習っていたある武道の先生から聞いた話を紹介したいと思います。
ある村に３人の若者がおり、この３人はある武道を習っていました。
ある日先生が村にある一番高い山を指さしてこう言いました
「お前たちならあの山をどうやって登るか言ってごらん」。
３人の中で一番足の速い男が誇らしげにこう言いました
「先生、私は一直線に走って登ります。もちろんこの３人の中で一番早く着くでしょう」
次に３人の中で一番の知恵者の男がこう言いました
「そんなことをしたら途中で疲れてしまうだけだ。私なら山の傾斜を避けてジグザグに登ります。時間はかかるかもしれませんが、疲れずに登れるでしょう」
最後に３人の中で一番のんびりしている男がこう言いました
「私は山の道なりに歩いて途中の景色を楽しみながら登ります。山には様々な草花がありますから」
これを聞いた先生は３人にこう言いました
「山を登ること一つでも三者三葉がある。武道の道を極めるのにもそれぞれのやり方がある。修業に励めよ」
私はこの話を聞いて「目的」はひとつでも「方法」はたくさんあり、目的にこだわると大切なものを見失ってしまうと先生に教わりました。
どの方法が正しい、間違っているというのはないのかもしれませんが、私は目的を果たすためにはいきなり「頂上」を目指すのではなく、広い視野を持ち途中の成果やプロセスを確認しながらというのがベストではないかと思います。
私の治療家としての道も険しいものですが、一歩ずつ確認しながら進んで行けたらと思っています。
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