【新米中年柔整師】のひとりごと

皆さんこんにちは。またまた新米中年柔整師です。

 

今回も私が若い頃に習っていたある武道の先生から聞いた話を紹介したいと思います。

前回は「先入観を持たない」という話でしたが、いかがでしたでしょうか?

 

さて、今回はこんな話です。

 

ある小さな藩に親子で暮らす侍がいました。

ある日その侍は酒席でふとしたことから同僚の侍と口論になり、同僚の侍から切られて亡くなりました。

 

この時代は「かたき討ち」は武士として当然だったため、亡くなった侍の息子はかたき討ちをすることになりました。

しかし、親の仇は相当な腕前で息子の腕前ではとても刃が立たないのは明らかでした。

そこで息子は剣術の先生を探す旅に出ました。

 

全国を旅してやっと剣術の先生に巡り会えました。

しかし、その先生は 「今日から毎日砂浜を端から端まで走れ」 と命じただけで、全く剣術は教えてくれません。

 

来る日も来る日も砂浜を走り月日は流れ2年が経った頃、今度は木刀を持ちだし

「今日から砂浜を端まで走るごとにこれを真っ直ぐ振り下ろす練習をしろ」 と言いました。

わけもわからずただ、毎日走っては木刀を振り下ろす日々が続き、1年が経った頃、

「お前にはもう教えることはない。」 と言い残して姿を消してしまいました。

 

息子は藩に戻り親の仇と立会うことになりましたが、いざとなると怖くなり逃げ出してしまいました。

親の仇は「卑怯者」と言いながら追いかけてきます。

ところが仇は、いくら追いかけても追いかけても、追いつくことができず青息吐息。

 

一方、息子は無我夢中で逃げ回っても息ひとつ乱れていません。

息子は手にした木刀を親の仇の頭めがけて振り下ろし、見事かたき討ちを果たしたのです。

 

剣術の先生が毎日砂浜を走らせられたのは足腰と心肺機能を鍛えるため、

そして木刀を真っ直ぐに振り下ろさせたのは確実に相手の頭を狙うためだったのです。

 

私たちの日常生活でも、

一見無駄に思えるようなことが実はとても大切なこと

だった。という経験はありませんか?

 

私も患者さまから信頼される治療家を目指して、本質を見抜く目で、

患者さまの痛みがどこからきているのかを追及していきたいと思います。

(ちょっとカッコつけ過ぎでしたね…)。

 


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