新米中年柔整師のひとりごと

皆さんこんにちは。しばらく更新をサボっていました。

忙しかったのか?確かにそれもありますが、社会人時代のサボり癖が出たというのが本当のところではないかと反省しています。

 

さて、今回も私が若い頃に修業していたある武道の先生から聞いた話を紹介したいと思います。


昔、ある小さな村で殺人事件が起きました。一人の若者が若い女性に恋をして相思相愛になったのですが、娘の父親に反対され思い余ってその父親を手にかけてしまったのです。

平和な村は大騒ぎになりその若者を探しましたが、なかなか見つかりません。

若者は山の中をさまよい、ある小さなお寺に辿り着きました。

そこには若い修行僧と年老いた和尚さんの二人が住んでいました。

若者はほうぼうを逃げ回り食べ物も水も飲んでいなかったので、若い修行僧を見つけて

「お願いだから何か食べる物と水を恵んで欲しい」とお願いしました。

若い修行僧は村での噂を聞いていましたので、若者にこう言いました

「あなたは自分の恋人の父親を殺して逃げているそうですね。そんな人に食べさせる物や水はありません。第一、私たちが食べる物にも不自由するくらいですから。」

するとそれを聞いていた和尚さんは「これを食べなさい」と言って自分が食べるはずのご飯を若者に差し出しました。

若者はむさぼるようにそのご飯を夢中で食べています。

それを見た若い修行僧は和尚さんに向かって

「この人は人を殺した罪人なんですよ。なぜそんな人に和尚さんの食べる物を与えるのですか」と尋ねました。

すると和尚さんは

「この若者が歩こうとした時に大地は足元から崩れるだろうか?この若者にだけ太陽は陽を当てないだろうか?川はこの若者にだけ濁った水を与えるだろうか?太陽も自然もこの若者を裁こうとしないのに、私に何の権利があってこの若者に食べ物を与えないことができるのだろう」と言いました。


以前、私たち柔道整復師は色んな患者さんに出会います。

患者さんと対峙した時に「先生目線」になってはいないでしょうか?私たちは「先生」と呼ばれる立場ではありますが、その前に患者さんも私たちも同じ人間です。

 

患者さんを上から見るのではなく、同じ目線で見て痛みを共有することが患者さんの痛みを緩和する近道なのかもしれないと思い日々勉強しています(これをご覧の柔道整復師の先生方、偉そうに書いて申し訳ありません)。

 

当院では、患者様の身体に合わせた施術を提供できるよう、現在メニューを増やしております。

色々なところに行ってみたけど、なかなか良くならない・・・など悩まれている方は、

一度ご相談にいらしてください(*^^*)

 

何か、良い治療方法をご提案できるかもしれません♪